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水没してしまったiPhone6の持ち込み

こんにちは、masaです。

ブログは久しぶりになりますが、iPhone修理は継続的に受け付けております。やはり持ち込みの大半が落下によるスクリーン交換作業で、あまり変わり映えがしないので、なかなか更新ができておりませんでした。
ここのところiPhone4系の持ち込みはほとんどなくなり、持ち込まれるのはiPhone6、iPhone6s が多くなってきております。iPhone4sなどは発売からかなり時間が経っていることもあり、ずいぶん買い替えが進んだのかもしれません。実際に完動する美品であってもほとんど買取価格もつかない状況です。

iPhone6 の水没持ち込み

先日、iPhone6の持ち込みがありました。持ち込まれた原因は「3日前に洗濯機で洗ってしまった」というもので、すでに全く起動しない状況でした。弊社にはこれまでに何台もの水没したiPhoneが持ち込まれてきており、私は受付時にどんな状況で落としたかなど、実際に落とされた方から話を聞いて対応してきましたが、経験的には

「水に落とした瞬間に拾い上げた」

という場合には、何とかなるケースが多いように思います。おそらくiPhoneの内部まで水が侵入する前に水から取り出しているので、ダメージが少ないのではないかと思います。逆に少量の水でも、水についていることに気づかずにいて、結果的に長い時間浸かってしまったような場合には、iPhone内へ水が浸入してしまい、手遅れになってしまっているケースが多いようです。

あとは、単純に「水」であればきちんと乾かすことで回復することもありますが、ジュース、海水などが入りこんでしまうと、残念ながら回復出来ないケースが多いように感じます。

こちらが今回のiPhone。今回は洗濯機で洗ってしまったということで、洗剤入りの水です。開けた瞬間に確かに洗剤のにおいがしました。洗濯してしまったことに気が付いて洗濯機から取り出したその後、乾燥させるなどの処置もされなかったようなので、そして写真のようにまだ中に水滴がところどころについて、濡れている状態でした。もちろん水没シールも真っ赤という状態です。

一応、風を当てて十分乾かしたのち、バッテリーとスクリーンについて交換テストを行いましたが、残念ながら全く反応なし、という状態でした。

GITS Repairではこのような場合に最後の手段があるのですが、残念ながら今回は状況があまりにも悪いので、トライしても難しい、修理不能と判断しました。

iPhoneを水に落としてしまった場合にすること5項目

・電源を切る
・外についた水分を完全にふき取る(コネクタ部分なども)
・iPhoneケース、カバーなども外しておく
・SIMカードを取り出す
・乾燥剤と一緒に密閉容器に入れ乾燥させる。

という感じです。なかなかいざというときに思い出すのは難しいかもしれませんが、覚えておくと少し助かる確率が上がるかもしれません。ちなみにSIMカードの取り出し方ですが、iPhoneの箱に専用の取り出し用のピンが入っていますが、見つからない場合にはこのようにクリップを曲げると簡単に取り出すことができます。

SIMカードは取り出した後、ティッシュなどで拭いて、なくさないように保管しておきましょう。トレイは取り出したままにしておくのがおすすめです。iPhoneは密閉されているわけではないのですが、何もしなければ結構水分がとどまり続けます。トレイを外すことでここから中へ空気が通いやすくなるので、水分も(気持ち的に)早く飛ぶのではないかと思います。トレイは外した状態で密閉容器に入れておきましょう。

ドライヤーでの乾燥は温度が上がってしまうのでお勧めしませんが、密閉容器とともに少し暖かいところに置いておくのはよいと思います。

iPhoneでのトラブルがありましたら、お気軽に、そしてなるべく早くGITS Repairにお問い合わせください。

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