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MacBookProの持ち込み修理(マルウェア)

ここのところ、本当に多いマルウェアの被害です。
今回はMacBookPro が持ち込まれました。

昔は

「Macならコンピュータウイルスにはやられない」

なんて言われてましたけど、最近はMacでも普通にやられます。

今回はブラウザウインドウを開くと、画面の右側の5cmくらいと
画面の下側の5cmが全て広告で埋められてしまうような状態でした。

普通のリンクをクリックしても、全然関係ないページに飛ばされたり、
何もしていないのに突然ページが開いたり、
勝手に動画が再生されたりもするみたいです。
(本当にやり放題やられてしまう感じです。)

今回のケースでは、TimeMachineにバックアップを取ってから、
一度ハードディスクのクリア、再インストールを行い、
データの復元を行ってみたのですが、
寄生された情報が漏れなく戻ってきてしまったので、
完全に復元後にツールを使用したマルウェアの削除を行いました。

大量にマルウェアが検出されています。
20151026_malware

マルウェアの移り変わり

パソコンで動くウイルスを作成するためは、
「広告をウインドウを開け」とか「メールをじゃんじゃん送れ」
という命令を仕込んだプログラムを作成しなければいけません。

このプログラムの書き方が、WindowsとMacでは
全く同じ、というわけには行かないので、
作成の手間と与えられる影響のバランスを考えると
使用者が多く、感染者が広がりやすいWindowsが
ターゲットになりやすかったのは事実です。

しかし最近では、インターネットエクスプローラー、
Firefox、Google Chrome、Safari などの
ブラウザへのアドオンとして作成されるマルウェアが
増えてきています。

ブラウザへのアドオンというのは、
ブラウザが元々持っていない機能を
「追加機能」として作成し公開できる機能です。
作成にはもちろんプログラムの知識が必要です。

このアドオン、一旦作成してしまえば、
WindowsでもMacでも関係なく同じように使用できる。
という点があります。

つまり、以前はWindows用、Mac用と別々に作らなければ
いけなかったウイルスが、ブラウザのアドオンで
作成すれば、MacもWindowsと同じように影響を
与えられる、というわけです。

このように現在は、Macだから大丈夫、という時代では
なくなっているので、アンチウイルスなどの対策ソフトを
お勧めします。

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